午前4時を回った頃だったろうか。
親切なインド人が「終点だよ」
と声をかけてくれて、目が覚めた。
昨夜、アグラー駅からジャイプール行きの2等寝台車に
乗り込んだ。
吊り下げ式の3段簡易ベットで
僕は一番上だった。
バックパックを枕にして寝ころび、暫くして思った。
「さ、寒い!」
そう、2月の北インドは寒いのだ。
インドといえば、暑いイメージしかなかったので
半袖のシャツと薄めのジーンズがメインで
長袖はシャツ1枚しか持ってこなかったのだ。
だんだん、寒さで震えが来た。
でも、他に着るものもなく、我慢するしかない。
歯を食いしばりながら、目をつぶっているうちに
眠ってしまった...
ジャイプール駅に到着した時は
まだ真っ暗の暗闇。
例のごとく、漆黒の闇の中で
ぎらぎらした目だけがたくさん動いている。
仕方なく、駅舎に入ると
「station hotel」と書かれた看板があったので
階段を上ると、駅舎の上が簡易ホテルになっていた。
カウンターで聞いてみると
部屋は空いている。
選択の余地もないので、1泊200ルピー(当時1ルピーは4円くらいだった気がする)
つまり、約800円を支払い、部屋に入る。
部屋は、ベットと机とイスだけの簡素な部屋だが
思ったよりきれいで清潔だった。
僕は、ベットで倒れこむように寝た。
起きると、午前11時を回っている。
ドアの方を見ると、下から英字新聞が入れられており
ドアを開けてみると、温かいチャイが入ったポットが吊り下げられていた。
チャイは紅茶にミルクと砂糖をたっぷり入れた飲み物だが
北インドではショウガ汁も入っている。
アグラーで飲んだ時は、あまり美味しく思わなかったが
空腹の朝に飲むチャイは格別に美味しかった。
身支度を整え、チェックアウトし、ジャイプール市街地へ向かった。
ピンクシティとはいえ、インド独特の猥雑さたっぷりの街。
砂埃が舞い、喉がひりひりする。
僕は、ある商店で、瓶コーラを買い
一息に飲み干した。
乾燥しているので、コーラが尋常ではなくくらい旨い。
※瓶コーラ 10ルピー(当時、約40円)
唐突に、小さな子供が声をかけてきた。
「ねえ、クリケットしにこない?うちのラトゥは日本語話せるんだ!」
唐突すぎてびっくりしたが
用事もないので、ついていくことにした。
つづく
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-28631155"
hx-vals='{"url":"https:\/\/wakuwakukatsu.exblog.jp\/28631155\/","__csrf_value":"3364cecb3cd664d76fa9108a48d017fb099a8739025f7bac441c712862b2b8c59086add7edc5694923297e9d7943c22945c9a29da96e9465fd74ee1ae63daaab"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">